上原note
2025.01.22

両親がたて続けになくなったら?

父が亡くなりしばらく後に母が亡くなる、ということありますね。
もちろん、悲しくはありますが仲のいい夫婦だったとも思います。

この場合、相続手続きは少し複雑です。
相続人が被相続人の相続について、意思決定をしないまま死亡してしまった場合に発生する相続のことを数次相続と言います。

例えば

両親がたて続けになくなったらの例

上記の例でいえば、以下のようになります。

  1. 父 死亡
  2. 父の相続の意思決定をしないうちに相続人妻が死亡

この場合、父の相続と母の相続の2つの相続手続きをすることになります。
父の相続人は母、A、Bの3人ですが、母の相続人はA、Bの二人です。

いずれA、Bの2人が相続するから父母の相続をいっぺんにしてもいいように思えますが、一人ずつ行う必要があります。
特に、父の相続では配偶者の税額軽減の効果がありますので注意が必要です。

数次相続は、手続き的に複雑になりますので、早めに着手することがのぞまれます。


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