上原note
2025.05.28
共有不動産の解決方法
不動産の共有は、管理や処分において合意が必要になるため、放置するとトラブルの元になります。
生前に何らかの手を打っておく必要があるのではないでしょうか。
共有不動産の問題点として
- 全員の同意がないと売却・大規模修繕などができない利用方法に制限がある。
- 固定資産税や修繕費などの負担割合でもめやすいなど費用負担の問題が生じる。
- 相続が発生するとさらに共有者が増える可能性がある。
- 共有者の一人でも反対すると処分できないなど意思決定の困難さが高い。
などの問題があり、いずれは解決すべき問題です。
この共有問題の解決は難しい課題ですが、対策例として以下のような方法があります。
- 持分を取得して単独所有にすることができないかどうか。ただし費用がかかります。
- 共有者間で利用や管理方法の合意を文書で交わすことが可能か。
- 物理的に分けられる場合には各自が単独所有する。交換特例の活用
- 持分を他の共有者に売却することが可能か。
- 裁判手続きとして共有物分割請求する方法も。ただし調停・訴訟に発展するリスクがあります。
まずは共有者間で話し合うことが重要です。
税務面の検討も必要です。