上原note
2026.07.08

資産3億円前後のご家庭が見落としやすい相続対策5選

「相続税対策はしているから大丈夫。」
そうお考えの方でも、実際に相続が発生すると、「もっと早く準備しておけばよかった」というケースは少なくありません。
資産3億円前後のご家庭では、相続税だけでなく、遺産分割や納税資金、認知症への備えなど、総合的な対策が重要になります。

① 相続税は試算したが、「二次相続」の対策をしていない

配偶者が相続する際には、「配偶者の税額軽減」により相続税がほとんどかからないことがあります。
しかし、その後、配偶者が亡くなった際の二次相続では、相続税が大幅に増えるケースも少なくありません。
「一次相続」だけでなく、「二次相続」まで見据えた財産の分け方が重要です。

② 財産のほとんどが不動産

土地や賃貸不動産は評価額が高くても、簡単には分けられません。

  • 誰が相続するのか
  • 代償金は支払えるか
  • 売却する必要はないか

などを事前に考えておかないと、相続人同士の話し合いが長期化することがあります。

③ 遺言書がない

「子ども同士は仲が良いから大丈夫。」
実際には、この言葉を残して亡くなられた方のご家族が、遺産分割で悩まれるケースは珍しくありません。
遺言書は財産を分けるためだけではなく、ご家族への最後のメッセージでもあります。

④ 認知症対策をしていない

認知症などで判断能力が低下すると、

  • 不動産の売却
  • 生前贈与
  • 相続対策の見直し

が難しくなる場合があります。
元気なうちに、遺言や家族信託、任意後見契約などを検討しておくことで、将来の選択肢を広げることができます。

⑤ 自社株対策が後回し

会社経営者の場合、自社株が想像以上に高く評価されることがあります。
「会社は子どもに承継したいが、相続税の納税資金が不足する」というケースもあります。
早めに株価を把握し、贈与や事業承継税制などを含めて検討することで、円滑な事業承継につながります。

まずは「現状を知る」ことから始めませんか?

  • 相続対策は、節税だけではありません。
  • 相続税はいくらになるのか
  • 財産は円満に分けられるか
  • 納税資金は足りるか
  • 認知症になっても家族が困らないか
  • 事業や資産を次世代へ円滑に引き継げるか

これらを総合的に確認することが、必要です。


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