上原note
2026.07.15

お一人様相続の対策

「兄弟は皆死んで相続人はいない。」と聞いていたら遠方に甥がいた。
そんなケースがありました。

お一人様であっても、相続対策が重要になります。
以下お一人様の相続対策についてまとめました。

1. 相続人を確認する

まず法定相続人が誰になるかを確認する必要があります。
兄弟姉妹が亡くなっている場合の兄弟姉妹の子(甥姪)は相続人にあたります。

2. 遺言書を作成する

遺言がないと遠方の兄弟、会ったこともない甥姪などの全員で遺産分割協議を行う必要があります。
遺言のない場合の遺産分割協議は混乱する場合が少なくありません。

遺言があれば、遺言執行者が遺言内容を確実に執行してくれます。
故人の意思を実現することが可能です。

3. 財産を整理する

預金、株式、不動産、保険、借金などを一覧にします。
使っていない口座や証券口座を整理しておくことで、相続手続きが大幅に楽になります。
ネット銀行など暗証番号がわからないと口座が凍結されたままになってしまいます。

4. 相続税を試算しましょう

相続税がかかるか確認します。
不動産評価、上場株、預金、生命保険、非上場株を集計して試算します。
基礎控除は3,000万円+600万円×法定相続人です。
お一人様では法定相続人が少ないため、基礎控除額が比較的小さくなり、相続税が発生するケースもあります。

5. 生前贈与を活用する

財産が多い場合には暦年贈与、相続時精算課税制度、結婚子育て資金の非課税制度などを検討します。
ただし、受贈者や贈与の目的によって適用できる制度は異なります。

6. 生命保険を活用する

生命保険は、納税資金、葬儀費用、遺贈代わりとして利用できます。
また受取人を指定できるため、財産をスムーズに渡しやすいメリットがあります。

7. 死後事務委任契約・任意後見契約を検討する

相続対策だけでは十分ではありません。
準備しておきたい契約として任意後見契約、財産管理委任契約、死後事務委任契約があります。
病院、施設、葬儀、納骨、各種解約手続まで対応できます。

「お一人様相続診断」

診断項目 チェック内容
相続人 誰が相続人になるか把握しているか
財産 財産一覧が作成されているか
相続税 相続税の試算をしたことがあるか
遺言 公正証書遺言を作成しているか
認知症対策 任意後見契約などを準備しているか
死後事務 葬儀・納骨・各種解約を任せる人が決まっているか
保険 葬儀費用や納税資金を確保できるか
エンディングノート 財産・希望・連絡先を整理しているか

 

 


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