上原note
2022.11.09
ペアローンの注意点
住宅取得にあたって、夫婦でローンを組むペアローンが主流になっています。
ペアローンを組む場合には、夫婦それぞれでローン契約を結びますが、購入不動産は共有という形です。
不動産価格の上昇もあり、夫婦が協力してローンを組むことによって借入金額を増やし高額物件の購入が可能となっている背景があるようです。ペアローンは互いに連帯保証人になることが多く、借入限度額が夫婦の合算収入によって判断されるため借入金額を増やすことができるのだそうです。
ただし、いい面ばかりでなく注意すべき点もあります。
- それぞれの不動産の価格と資金提供金額を一致させ登記を行う
- それぞれ相互に連帯保証人になる
- 共有となるが、契約ごとに金利や借入期間等を決定
- 住宅ローン控除は2人がそれぞれ行う
- 団体信用保険には各人で加入
- 事務手数料が2人分必要になる
- 共有のため離婚後も共有状態が続き共有解消の問題が生じる
- 借入金返済を本人以外が行うと贈与のリスクが生じる
その他、物件の売却や賃貸の場合などに共有のため2人の合意が必要になるなどの点も注意です。