上原note
2023.06.29
マンション評価の有識者会議
国税庁は6月1日、第2回「マンションに係る財産評価基本通達に関する有識者会議」を開催し、マンション評価の見直しの方向性が示されました。
内容としては、市場価格とのかい離率を相続税評価額に乗じる方法が検討されています。
マンションの相続税評価額と市場価格のかい離の実態や、そのかい離の要因、かい離を是正するための評価方法や見直しの方向性に関する説明が行われたようです。
かい離を是正するための評価方法としては、マンションに係る現行の相続税評価額を前提とした上で、市場価格とのかい離要因からかい離率を予測し、そのかい離率を現行の相続税評価額に乗じて評価する方法が挙げられました。
次回以降の有識者会議を通じて見直し案が固まれば、評価通達の改正案のパブリックコメントが行われ、通達改正等が行われることになります。
注意を払いたいと思います。