上原note
2023.01.18
親と同居していた実家の相続と売却
「親と長年同居していた実家を相続することになりました。しかし、実家は1人で済むには広いため売却をしたいと思っていますが税務上の注意点はありますか?」との質問をいただきました。
実家の相続と譲渡については、多くの特典がある反面、注意すべき点が多々あります。
相続については、特定居住用宅地の特例の適用が考えられます。
この特例は土地の価格の80%減額ができる制度です。
しかし、この特例の適用にあたっては相続税申告期限まで所有している必要があるなど一定の要件があります。
また、売却についても、居住用不動産の譲渡所得の特例(3000万円控除)や相続財産を譲渡した場合の取得費加算の特例、長期譲渡所得の軽減税率の適用などがあります。
一定の期間内の売却する必要があるなど一定の要件に該当する必要がありますので注意が必要です。
特例適用の有無によって税額も大きく変動しますので専門家に相談されることをお勧めします。