上原note
2022.02.28
経営計画・・3つの売上高
令和3年度もあとひと月で終了し令和4年度が開始します。
それに合わせ、経営計画の作成を準備されている方も多いと思います。
経営計画で一番気になるのは売上高ではないでしょうか。
売上高をいくらにするか、この点が大いに気になるところではあります。
しかし、コロナのまん延に先の見えないこの時代では柔軟な経営計画も必要になります
売上高をいくつか用意して会社経営を推進することも必要と思われます。
- 損益分岐点売上高・・損益が分岐するための必要売上高
- 資金分岐点売上高・・資金収支が分岐するために必要売上高
- 計画達成売上高・・未来を見通し成長発展するための必要売上高
経営するためには、最低限必要な売上高を知っておかなくてはなりません。
①損益分岐点売上高はもちろんですが、②の資金分岐点売上高が重要です。
会社は資金が枯渇しては生きていけません。
そのためには、損益だけでなく資金収支がプラスであることが絶対条件です。
さらに、成長発展するためには③の計画達成売上高が必要です。
成長発展するためには、人材確保、商品開発、営業力強化などの先行費用が必要になります。
その先行費用を補ってなお余剰のある売上高が計画達成売上高です。
意欲的な社長様にはこの売上高が目標になってきます。
計画達成売上高に到達するためには、①②以上に十分な計画が必要になります。
やみくもに先行費用を投下すれば資金を損なってしまう危険があります。
損益予測、資金予測を社長自らが十分に行うことが必要です。