上原note
2025.08.27
リバースモーゲージのメリット・デメリット
リバースモーゲージは、自宅を担保に融資を受け、契約者死亡時または契約満了時にまとめて返済する仕組みです。
通常の融資のように、毎月元本と利息を返済する必要がない点が大きな違いです。
家や土地はあるけれど手元資金に余裕がない場合や、相続人が不在で、所有不動産(自宅 )を 生前に有効活用したい場合等で活用されています。
メリット
- 自宅に住みながら融資を受けることができる。
- 高齢者が利用できる融資制度。 毎月一定額を受け取る年金替わりとして利用が可能。
- 生前に財産(不動産)を 換金できるため、財産を有効に使うことができる。
デメリット
- 対象物件に条件が設定されていることが多い。 特にエリアは都心部に限られることが多い。
- 不動産価格が下落すると借入可能額が下がる(評価額は定期的に見直されることが多い )。
- 変動金利の場合、金利が上昇すると借入可能額が減少する可能性あり。
また、住宅ローンと比較すると金利が高い。 - 長生きした場合、融資枠を使い切る可能性がある。
また、生きて契約期間満了を迎えた際には、借入金を一括返済する必要がある。 - 返済のために自宅は原則売却するため相続できず、相続人全員の同意が必要。
リバースモーゲージには、不動産市況や金利、寿命といったコントロールできないリスクが伴います。
利用を検討される場合、融資条件等をよく精査し、将来相続人となるお子様方としっかり協議をした上で検討されることをお勧めいたします。