上原note
2024.05.29
就業規則作成のメリット
常時10人以上の労働者を使用する事業場では必ず就業規則を作成する義務があります。
しかし、労働者が10人未満でも、就業規則を作成することが望まれます。
就業規則を作成することで、次のようなメリットがあります。
① 不要なトラブルの防止
就業規則は、社員と組織の権利と責任を明確に定義します。これにより、トラブルや紛争を未然に防ぐことができます。
② 社員の問題対応
社員が問題を起こした場合でも、就業規則で対応が定められていれば、それを根拠として配置転換や懲戒処分などの措置をとることができます。
③ 労務コンプライアンスの確立
就業規則は、法的要件や規制に適合するための基準を提供します。
④ 労務リスクの防止
適切な就業規則があれば、雇用関連のリスクを最小限に抑えることができます。例えば、セクシャルハラスメントや差別行為の防止などです。
⑤ 社員の意欲向上
明確な規則と適切な報酬体系があれば、社員は安心して働くことができ、モチベーションが向上します。
⑥ 助成金の申請
就業規則が整備されている場合、助成金の申請がしやすくなります。
就業規則は、組織の健全な運営に不可欠な要素ですので社員と組織の双方にとってメリットがあるものと言えます。