上原note
2022.01.12
当期純利益/売上高=13.17%
以下は京セラ㈱単独の財務諸表の抜粋です。
2021年3月期はコロナの真っ最中でしたがこの数字です。
弊社では「1割貯金=当期純利益/売上総利益=10%以上を確保しましょう」と言ってきました。ところが、同社は売上総利益ではなく売上を基準にし、当期純利益/売上>13%となっています。
売上総利益は売上高から売上原価を引いたものですから、当期純利益932億円/売上7081憶円=13%がいかにすごいものかわかります。
それも2021年3月期だけではなく過去5年間でも10%を下回ったのは2019年限りです。
さらに、以下のように総資産に占める純資産、自己資本比率は79%超となっています。つまり無借金経営ということです。
総資産2兆6851億円の会社が無借金で、なおかつ売上高の10%以上が毎年内部留保されているとなるとほんとうにすごいの一言です。
どうしたらこうなれるのか、稲盛氏がおっしゃることの一つに「目標を明確に」ということがあげられます。我が社はどの山に登るのか、それを明らかにしなければ方法も、対策も始まらない。そこがスタートだと。