上原note
2022.03.23
資金収支を売上アップで解消するには
例として下図のA社をご覧ください。
A社は資金収支が▲1,400千円です。
これを売上高の増加で賄うには、どれほどの売上アップが必要でしょうか?
▲1,400千円を賄うには、税引き後で7,000千円、税率30%として税引き前で10,000千円の利益が必要です。
売上総利益率が60%ですので10,000千円÷0.6=必要な売上アップ16,666千円となります
数式で考えるとわかりにくいかもしれませんが、図で考えるとわかりやすいと思います。
これも、未来会計図の便利なところです。
資金収支▲1,400千円を解消してプラスにするには売上アップが最低16,666千円必要とは結構大きな数字です。前年対比110.4%の売上が必要です。しかも、その達成には人材、設備等の増強も必要になってくるかもしれません。
資金収支をプラスに、という考えはわかりますが、これを売上だけでカバーするとなると大きな負担ではあります。負担の少ない方法によって資金収支をプラスにできないか考えてみる必要があります。