上原note
2022.09.21
新型コロナ感染症特別貸付制度、9月末まで
いよいよ、日本政策金融公庫-国民生活事業で行われていた無担保、3年間実質無利息の
「新型コロナウイルス感染症特別貸付」「特別利子補給制度」が9月末をもって取り扱いが終了します。
新型コロナウイルス 感染症の影響を受けて一時的な業況悪化を来し、一定の要件に該当する場合には、最高8000万円までの融資が受けられる制度です。
https://www.jfc.go.jp/n/finance/saftynet/pdf/covid_19_faq_jisshitsumurishika.pdf
歴史的な円安、原料価格高騰、新型コロナウイルス、ウクライナ情勢などの影響を受けて2022年8月の企業倒産件数は493件(帝国データバンク調べ)となり前年同月比9.8%の増加となっています。
このような状況下に、中小企業の多くが利用している政策金融公庫の上記貸付制度の終了は大きな痛手となります。資金繰り等に不安のある場合には、早めにご相談されることをお勧めします。
このコロナ禍、新型コロナによる売上減少という実態があれば融資が容易に多額の融資が実行されてきたと思いますが、そのコロナ融資の返済が始まっている会社が少なくありませんし、多額の借入が実行されたためその返済額も大きいものになります。
今後は融資審査も厳しいものになることは間違いありません。早めの資金繰り対策をお勧めします。