上原note
2022.10.05
税務調査~立会の心得
新型コロナウイルス感染症も少しずつ落ち着きを見せ始めています。そのため、国税当局の税務調査もコロナ禍では慎重であったところ、最近では行われ始めています。
税務調査は国税局の調査権限で行われるため、避けることはできませんが、それに対する事前の対応をしっかり準備しておくことで不安を少しでも軽減させ、落ち着いた対応をするようにしましょう。
税務調査に対する心構え、立会の心得を確認しておきましょう。
- 税務調査にあたっては顧問税理士と事前打合せを行って、日時の確認、担当官の確認、調査対象資料範囲の確認、予測される問題点の把握を行う。
- 調査対象資料の整理はもちろん、個人の通帳の整理、机の中、PC,金庫の中は整然と整理し、プライベートなものは会社資料とは区分して整理しておく。調査官の要求があれば個人資料についても開示できるようにしておく。
- 調査官の質問に対しては、質問内容を確認してわかる範囲で適切明瞭に返答する。不明な部分については調査の上、後日資料を確認の上返答する。余計なことを言わない。
- 調査官に対しては特に緊張する必要はなく普段通りの対応で十分です。ただし、感情的な態度は慎むようにしましょう。
- 調査官の意見と会社の意見に食い違いが生じた場合には、会社としての意見を根拠を示しながら明確に伝える。
- 調査の着手、終了時刻を確認して、業務に影響の出ないことを確認する。
- 調査官が「申立書」「てん末書」を求めた場合には、安易に署名せず、内容を確認して税理士に相談し対応する。