上原note
2025.10.22
マネーフォワードの入金管理システム
売掛金管理は「①発生を正確に記録し、②入金を確実に消込し、③滞留を早期発見」する仕組み作りが重要です。
会計ソフトのマネーフォワードを利用して入金管理、消込を行うことが可能です。
この「発行〜入金ステータス連携」のメリットは次のようなものがあります。
- 手作業削減:請求書を発行したら会計仕訳を手で作る必要がなくなり、また入金消込も自動又は半自動になるため、作業時間・ミスが減ります。
- リアルタイム可視化:請求書のステータス(未入金/入金済み)をリアルタイムで確認できるため、売掛金の滞留が早期に発見できます。
- 売掛金管理の強化:請求書発行から入金までを一連のフローとして管理できるため、滞留債権の把握・督促のタイミングなどが改善されやすいです。
- 内部統制・監査対応:請求書・仕訳・入金データの連携が明確になり、チェック体制・記録体制が整いやすいです。
ただし、導入・運用にあたっては以下の点を確認・留意する必要があります。
- 設定が必要:請求書発行時の「仕訳作成設定(売掛発生・入金予定)」がオンになっていないと、仕訳自動作成連携が動きません。
- データの整合性:銀行明細と請求書データをきちんとマッチングさせないと、消込漏れ・二重計上のリスクがあります。
- ステータスの反映タイミング:会計側で「実現」処理をする必要があり、処理が遅れると請求書のステータスが最新にならない可能性があります。
- 運用フローの整備:請求〜入金確認〜消込のフローを社内で統一しておかなければ、連携機能を活かしきれません。
導入し正しく運用するには時間を要するものと思いますが、軌道に乗れば大きな効果を発揮します。
















