上原note
2022.03.04
一人当たり生産性
中小企業の経営者に留意してほしい指標として「一人当たり生産性」と「会社の内部留保額」の二つがあります。
今回は「一人当たりの生産性」について考えてみたいと思います。
付加価値=売上高―変動費(仕入+外注費)で表され、会社が自社で生み出した価値を表しています。
一人当たり生産性=付加価値/社員総数で社員1人当たりの付加価値=生産性が算出されます。
この【社員1人当たりの付加価値>1000万円以上】を指標にしたいと考えています。
会社は付加価値を財源として社員の給与、経費、利益(未来の投資)に分配します。
社員には給与がモチベーションになりますし、将来のための利益も確保しなくてはなりません。
そのために、【一人当たり付加価値>1000万円】が確保できれば、社員給与も将来のための利益も確保することができると考えられるからです。
上場会社ではこの数値が2,000万円~3,000万円というところが少なくありません。
わかりやすく便利な指標ですので、経営指標として活用されることをお勧めします。