上原note
2022.06.08
所得税の予定納税の減額申請
所得税の予定納税が7月1日から始まります
予定納税とは前年分の所得税額を基礎とした予定納税基準額が15万円以上である場合に、7月と11月に予定納税基準額の1/3を国に納める制度です。
予定納税基準額は、原則、前年の申告納税額となっています。
前年の申告納税額=30万円なら予定納税額は7月、11月に各10万円ということになります。
この予定納税額は、来年3/15の確定申告時に本年分の申告所得税額から控除されます。
納付期限は
第1期 7月1日~8月1日
第2期 11月1日~11月30日
となっています。
予定納税は減額措置があります。
廃業したり休業、あるいは業績の不振などで、年間の見積納税額が予定納税基準額よりも少なくなると見込まれる場合には、申請をおこなって予定納税額が減額できます。この制度を「予定納税の減額申請」といいます。
新型コロナウイルス感染症だけでなく、ロシアによるウクライナ侵攻によるインフレや円安によるコスト増など、厳しい経済環境が続いています。前年よりも業績が悪化すると予想される場合には、早めの対策が必要です。
予定納税の減額申請の期限は以下の通りです。
第1期 第2期 6月30日の現況見積もりにより7月15日までに申請
第2期 10月31日の現況見積もりにより11月15日までに申請